1 競技の目的・目標及びその概要
本競技の開催目的は、シューティング競技を通じたスポーツマンシップに基づく心身の涵養及び選手相互間の交流並びにエアガンシューティングの活性化と安全意識の醸成にある。
その目標とするところは、公平公正かつ安全な運営とすべての参加者の笑顔にある。
本競技の概要は、遠近に設置された大小の金属製の的を、エアソフトガンを用いて如何に速く正確に当てるかを競う早撃ち競技とする。
2 競技の内容
■ 共 通
スタートの合図の後、4枚の金属製の的を当て最後にストップターゲットを当てるまでの時間を競う。
スタートしてからストップターゲットを撃つまでを「ストリング」と言い各ステージ毎の回数の射撃を行い記録する。
各ステージごとに決められた回数の「ストリング」を射撃し、ステージの「ストリング」タイムの総合計から、このステージの一番遅い「ストリング」タイムを除いたものが「ステージタイム」として記録される。
8つのステージタイムを合計したタイムが総合成績となり、このタイムが速い順に順位を決定する。
■ シュートオフ(エキビジョン競技)
すべての競技者が各ステージの競技を終えた後、上位8名によるトーナメント形式の勝抜き競技(シュートオフ)を行う。
決勝及び3位決定戦は3回先取、それ以外は2回を先取した選手がトーナメントを勝ち進む。
最終的に1~3位までを選出する。
3 ステージ名(略名)及び記録回数(記録/射撃回数)
〇本戦競技
■FIVE to GO(FG) 4/5回
■ ACCELERATOR(AC) 4/5回
■ PENDULUM(PD) 4/5回
■ SMOKE&HOPE(SH) 4/5回
■ OUTER LIMITS(OL) 3/4回
■ SHOWDOWN(SD) 4/5回
■ SPEED OPTION(SO) 4/5回
■ ROUND ABOUT(RA) 4/5回
〇エキビジョン競技(本戦上位8名のみ参加)
■ シュートオフコース
※各ステージ配置は、別ページのコース図を参照
4 レンジコマンド等
レンジオフィサー(以下、ROという。)は各ステージの審判及び計測を行い、レンジコマンドを用いて競技を統制する。
■ 「メイクレディ」
競技準備開始の合図(シューティングボックスに入ることができる。)
サイトチェック(空撃ち動作など)を行いウォーミングアップを行うことができる。
マガジンを装填し、弾を送りセーフティを掛けて競技の準備を完了する。電動ガンの場合は、弾が送られない場合があるため、マガジンを装填してROの許可を受けダウンレンジ方向に発射し弾を装填しセーフティを掛け、各クラスに応じたスタート待機態勢でROの次のコールを待つ。
※各クラスのスタート待機態勢
□ OPクラス、LMクラス及びRWクラスは両手首を肩の水平線よりも上(ハンズアップ)に構えROのコールを待つ。
□ LGクラス及びMLクラスは、エアガンを構えシューティングボックス前にある赤い的を狙いROのコールを待つ。
□ CCクラス及びCWクラスは、手を開き腕を自然に下げ、ROに合図を送りコールを待つ。
■ 「アーユーレディ]
競技開始の確認
※LGクラス及びMLクラスは「Are you Ready]」のコール後、セーフティを解除できる。
※MLクラスはコッキングした状態でスタート可能
■ 「スタンバイ」
スタートブザーを鳴らす前の選手への注意喚起
■ 「アンロード、ショークリア」
射撃が終了したら、弾とマガジンを抜き、銃口をダウンレンジに向けながら安全な状態をROに確認させる。
電動ガンはその構造上、弾がロードされた状態になる場合があるため、ROの許可を受けマガジンを抜いた後、ダウンレンジ方向に発射させ弾を抜く。
■ 「ハンマーダウン、ホルスター」
ROの安全確認(弾を発射できない状態の確認)を受け、銃口をダウンレンジ方向に保ったまま引金を引きハンマーを落とす。
その後、ホルスター又はガンケースに収め、ROの許可を受けシューティングボックスから退出する。
■ 「ストップ」
ROなどが危険を発見し競技を一時中断する宣言
競技者はそのまま動作を止めてROの指示に従う。
5 競技参加要領
■ 競技者は、示されたスクワッドのグループにおいてROの示す順番で競技を行う。
■ 競技開始以降は、競技者は競技の進行を妨げないため、むやみに競技会場を離れてはならない。しかし相応の理由がある場合はROにその理由等を告げ許可を受けその場から離れる。
■ 競技中に道具に異常(故障、ガス・弾消耗品の不足)により競技を続行できないと自ら判断した場合は、ROに申告し中断することができる。この場合、ROの指示を受け競技を中断し、安全確認を受けたのち会場を離れ、セーフティエリアにおいて修理を行うことができる。
競技の復帰は、ROに準備が完了した旨を伝え、スクワッドの最後に競技を再開できる。
■ 競技者は競技の順番を把握し、前の競技者が競技を終える前に自らの競技準備(弾・ガスの補充など)を完了させる。
6 使用できるエアソフトガン
使用できるエアソフトガンは、国内に一般的に流通する合法なものであり0.8J以下(0.2gのBB弾が90m/s以下)のセミオートハンドガンタイプ、60cm以上の長さの電動式又はガス式のライフルタイプ、手動式給弾式ライフルタイプ、リボルバータイプのエアソフトガンに限る。(競技開始前に初速点検を行う。)
サードパーティによる金属製の部品又は実銃用部品を多用するなど銃刀法に照らし疑わしいものはその使用を禁止する。
7 ペナルティ
■ フライング(記録するストリングタイムに3秒加算)
ブザーの音よりも先に手首を肩のラインよりも下ろした場合
ただし、再度手首を肩のラインより戻した場合はペナルティを加えない。
また、近接するレンジによりブザー音を混乱した場合はROの判断により再度スタートすることができる。
■ ミスショット(記録するストリングタイムに3秒加算)
ステージの的を全て当てる前に、ストップターゲットを射撃してしまった場合、その枚数分のペナルティを加える。
■ 安全不備(記録するストリングタイムに30秒の加算)
シューティングボックス移動間に指がトリガーに触れていた場合に加算
■ シューティングボックス外での射撃(記録するステージの終了、最大タイムの加算)
シューティングボックスから足が出て射撃した場合加算(移動間の発射など)
■ 暴発(記録するステージの終了、最大タイムの加算)
最も近いターゲットの土台よりも手前で発射し、弾を着弾させた場合に加算
■ 競技の終了(DQ:失格)
マガジン、弾が入った状態でエアガンの銃口を180°以上後方(アップレンジ方向)に向けた場合又はROや他の競技者及び見学者に銃口を向けた場合
シューティングボックス外、セーフティエリア内において弾を発射した場合
■ 指示違反(複数ROにより協議し決定)
安全確保のためのROの指示に従わずこれを無視した場合など
■ その他安全義務違反(複数ROにより協議し決定)
8 記録等に対する抗議
競技者は競技した記録に不満がある場合、ROに抗議を申し出ることができる。
この際、抗議のための審議を行うため抗議料(エントリー代金と同額)として支払う。
競技者が抗議した内容が、ROの協議により妥当だと判断された場合、預かっていた抗議料を返還し、ROは抗議に該当する記録の修正又はやり直しを行わせることができる。
9 安全に関する意見
会場において安全不備等の意見具申は、大会代表に誰でも申出ることができる。
この際、代表者及びRO等は、直ちに不安全事項を是正して競技者等の安全の確保に努めなければならない。
10 はじめてシューティングイベントに参加する方へ
ルールは非常にシンプルです。まだルールが分からないといった不安がある場合、23日夕と24日夕に練習ができる機会がありますので、活用してください。
また、Target-1新宿店様において常時練習会などがありますので参加されることを推奨します。
当日の試合開始までにスタッフやROに初めてのイベント参加であることを申告することによって、サポートさせて頂きます。不安を感じるようでしたらイベント代表に一度メールで一報してください。ルールに関する疑問やアドバイスを行います。
当イベントはエアガンシューティングを皆で楽しむことをモットーとしています。
みんなで楽しみましょう!